はとごや

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【62点】Tlicolity Eyes Vol.1 (トリコリティ アイズ・トリアイ)

レビュー

総合得点 62/100点

シナリオ 6 ★★★★★★☆☆☆☆
キャラ萌え 6 ★★★★★★☆☆☆☆
グラフィック 7 ★★★★★★★☆☆☆
音楽、ボイス 7 ★★★★★★★☆☆☆
システム 5 ★★★★★☆☆☆☆☆

 

感想(ネタバレあり)

主人公

はっきり言って、苦手なタイプでした。

よく言えば明るく前向き、努力家な面もあって、とにかく素直。
けれど私は、短絡的で幼稚で鈍感な所が気になってしまった。
ゲームの展開上しょうが無いのかも知れないけれど、副作用があるのをわかっているのに、能力を勝手に他人に使ってしまうのはどうかと思うんだよなあ。

作中でマサトが「でも、考えなしに能力を使っちゃいけないってボクは何度も行ってるよね?」と言っているのだが、本当にそれ。なお主人公は謝っても改善はしない模様。

シナリオ

全体的に話が短いし、ぶつ切りで場面転換ばっかりしている気がする。

マサトルートは、マサトが主人公に惚れた理由もわかるし、山場や、なるほどなあと思わせる展開もあったけれど、チヒロルートは……うん。可も亡く不可も無い無難な展開がこまめな場面転換を挟んで続くので、これで長いシナリオだったら辛かったかも知れない。

トリコリティモードは、「忍び、恋うつつ」のメロメロの術とほぼ同等のやつだった。忍び~をプレイしたときにも思ったんだけど、このモードいらなくね? 何を言っても「副作用の影響で本心じゃないのね~」で流すんだし、好いても好かれてもいない男から甘い言葉を囁かれるのって特に嬉しくもなんともないな。

あと、近未来設定なのに、やりとりがメールだったり、DVDを再生していたりで近未来感はなかった。

グラフィック

塗りは好みが分かれるかも知れないけど、私はすごく好き。黒髪のツヤを赤とか青で塗っちゃうのかよ! すげーかっこいい!

あとCGがまあ美しい。さらちよみ氏はキャラデザのみで原画はやってないらしいけれどそれでも十分綺麗だった。

(一応ソース)

システム

このゲームの一番駄目なところ。

PCゲーなら! 右クリックは! キャンセル処理でしょうが!!
なんで左クリックと右クリックが同じ挙動なんだよ!?
なんのためにマウスの右クリックが存在すると思っているんだ!? アホか!!

マウスの上スクロールでバックログ見られないところも×。

それに、文字表示速度を最速にしても一括表示出来ないのはどうなんだ。しかも文字表示速度、4段階しかない。ノベルゲーなんだから、文字表示って一番大事な所じゃないか。なぜそこに力を入れないのか。

あと、これはパッチで改善される可能性があるけれど、このゲーム、やたらメモリを要求するので、数年前(Win7時代とか)のノートPCだとプレイできない可能性が高い。

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ビデオメモリ 1GB以上(2GB以上推奨)

PCで乙女ゲームする層ってライトゲーマーがほとんどで、グラボ積んだゲーミングPC持ってるのは極一部。何年か前に買ったノートPCを今でも使ってるって人がほとんどだと思う。そんな層に向けて、このスペックを求めるのは何を考えてるんだとしか言いようがない。(だから動作環境足りて無くても無理矢理動かすようパッチ出したんだろうけど)

vol.2、3や次に出る片恋いコントラストも同じシステムだろうけど、もったいないなあと思った。

総括

全体的に、期待しすぎたかなあ、というのが正直なところ。
Vol.2と3も購入済みなんだけど、そっちはもっと楽しめると良いなあ。

公式サイト

www.otomate.jp

商品紹介

Tlicolity Eyes Vol.1

Tlicolity Eyes Vol.1

  • 出版社/メーカー: オトメイト
  • 発売日: 2018/06/29
  • メディア: DVD-ROM